キーワードを投げっぱなし!で紡ぐドレス

夕方、裏のお宅が夫婦で庭いじりをしていて
開けていた窓から土の香りがしました。

春の乾いた香りとも
夏のむせ返るようなそれとも違って
濃くて香り立つ秋の土。

そして何とも懐かしい。
やっぱり田舎育ちだわ 笑。

何かにつけ郷愁に誘われる季節ですね、秋は。



さて。
今日はドレスのデザインワークについて書いてみますね!

最初は何にも考えていなかったのに
描いていくうちに

あれ?
これは絶対にあの人に似合うぞ。。
むしろあの人のためのドレスだ。。

というミラクルな1着が生まれる一方で、
(先日の桂子さんのドレスはこっちですね


ゆっくり、じわじわと形になっていく。
そんなドレスもあります。


私の場合、まずその人を思い描くと浮かんで来る言葉を書き出します。

甘い
甘くない
柔らかい
のような食レポ的言葉から、

流線的
直線的
重厚感
軽やか
アシンメトリー
のような形をイメージする言葉、

リボン
パール
サテンが揺れる
チュールのワサワサ
のように素材の印象や色が来ることもあります。

または、その人が好きであろうテイストや物、土地などなど。


それらを書き出して、しばし眺め…
その後宇宙に投げておきます 笑。



宇宙
メーテルみたい
と書いてある 
どんな世界観。。笑



すると、
あーら不思議!ある日ちゃんと形になるんです。

まさに丸投げドレス♡
宇宙のおかげ♡
ありがとうございます!!笑


最初に言葉ありき、とよく言われますが、
本当にそうだと思います。

掴めそうで掴めない曖昧なイメージを言葉に置き換えると意識がそれにフォーカスして、
形になりやすいんですよね。


でも、その浮かんで来る言葉たちは一体どこから来たのだろう?
私はその人の何(どこ)をみてそれらを感じ取っているのだろうなぁ、って自分でもよくわかってなかったのですが、
最近言われたことがあって。


宇宙に丸投げ戦法でドレスをデザインしたら、
そのオーダーをいただいた方の見た目や好きなものに反して
来るイメージがぜんっぜん甘くないんです。

いや、最初は甘めなものを描いたんです。
でも何だかパシッと来なくて。

で、もう一度最初から組み立てよう、とやり直したら。
結果、1mmも甘くない仕上がりになりました。

クールとも違う、凛とした佇まい。
しなやかで強さと儚さが同居している感じ。

『あー、絶対こっちだ。。』
と思いました。


そのデザイン画を先方にお見せして、
甘さがない旨をお伝えしたら

『私の中に実は甘さってないんです笑!!』
と。

『さやかさんはみんなの中身を見てますよね。』

とも仰ってくださいました。


そうか、そこだったのか。

その人の内から発せられていたものが、私というフィルターを通して言葉になったんだ、
と思いました。


その人の世界では、
どんなものを大切にし、
どんなものが美しいとされているのか。
その世界を知りたい。

そして、それを感じた上で、
私の世界での美しさで表現したい。


私はドレスで相手と私の世界を融合させたいんだなぁ。
なんて思いました。


まだデザインの段階だけど、形になるのが楽しみで仕方がありません。。

こんな機会を与えてくれて、本当にありがとうございます。

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Lucia

いつまでも自由に私を楽しむ 私史上最高に美しくなるドレス Lucia"ルキア"