何もない女

ある人にこう言われたことがあるんです。



『あなたは本当に何もない女だなぁ。やっぱりなぁ。』と。



好きなことや趣味は何か?と聞かれ、答えに詰まっていた私を見て、こう呟いたのです。


その時は、

そうかな?そうかもな。私は何にもないのかもな…。

少しだけ、しょんぼりした程度の感覚だったと思います。


でも、本当は全然違って、とてもとてもショックを受けていたのです。


『私には何もない』


『私は何にもないと見られている』


それを直視出来なくて、何も感じないように、軽く受け流そうとした私がいました。


どちらにせよ、かなり大きくダメージを受けました。



そこから、自分へ問いかける日々が続きます。


やりたいことが思い浮かばない。


好きなことすらわからない。


何のために生きているのかな。



心の中でその人を責めてみたり、自分の不甲斐なさを嘆いてみたり。


もちろん好きなことやしたいことをする人生は素晴らしいと思います。


ただその前に、どんな私でも、わたしなんだ、と見ることが出来たら、それが1番幸せなのかもな、と…。


そこを見ずして次には進めない、そう感じました。



どんなことを感じても、幸せである。


感じることは豊かなこと。



それが本当の意味で腑に落ちた出来事でした。



何故その人が私を何もない女だと言ったのか?その真意はわかりません。


でも、その一言のおかげで、私はこうして今、本当に好きなものは何か?本当は何をしたいのか?の視点を持てるようになったのだから。


私は、気軽に人付き合いが出来るタイプではありませんが、ウエディングドレスを作る道のりで、本当に貴重な出会いがたくさんありました。


それには今日のお話のように、一見苦しい出来事も含まれています。


でもそれは、その一言から私は何を感じ、その上でどうしたいのか?を問われているだけで、自分のターニングポイントになるきっかけに過ぎないんですね。



他の人との違いがあるからこそ、私の好みが浮き彫りになる。


だから安心して、私は私の好き嫌いを追求していけばいい。



煮詰まった時は、いつもこの人とのエピソードが脳裏によぎって背筋が伸びます。


その当時は瀕死でしたけれど!




これから、ドレスや私について、ちょこちょこ書いていきますので、お付き合いいただけたら嬉しいです。


どうぞよろしくお願いします。


Lucia 中村さやか

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Lucia

いつまでも自由に私を楽しむ 私史上最高に美しくなるドレス Lucia"ルキア"